ワイナリーツアー ~ 勝沼 | シェフズブログ | パーク ハイアット 東京

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Takuya Ozawa

ワイナリーツアー ~ 勝沼

こんにちは。
パーク ハイアット 東京 副総料理長の小澤 拓也です。

10月上旬に、ホテル内スパ&フィットネス「クラブ オン ザ パーク」会員様限定で、ワイナリー見学やブドウの収穫を楽しむデイトリップを開催しました。メンバー17名様と私たちスタッフが一緒に大型バスで出発し、数々の受賞歴を誇り、世界から甲州ワインが注目を集めるきっかけともなったワイナリー、勝沼醸造株式会社へ。

勝沼醸造は現在改装中ですが、この日のために特別にご用意いただいたダイニングスペースに、ホテルの宴会場と同様のテーブルクロスや器材で、特設野外レストランをセットアップしました。

ティボ キュメンティ総料理長率いるシェフ4名と、イベントサービス マネージャーの青柳 淳一が率いるスタッフ6名で、お客様の期待を超えるサービスを目指して準備を進め、収穫体験を終えた皆様をお迎えします。

まずは、太陽の光が降りそそぐ、心地よいルーフトップにて、勝沼醸造株式会社 代表取締役 有賀 雄二氏のご挨拶とともに、スパークリングワイン「アルガブランカ ブリリャンテ2020」で乾杯。

1階のダイニングへ移動し、いよいよ我々シェフチームが腕をふるうバーベキューランチのスタートです。
まずは前菜としてご用意した自家製リコッタチーズ、サステナブルシーフードの鰹のグリル、シーフードマリネを、勝沼醸造を代表する白ワイン3種とご一緒に。

・アルガブランカ クラレーザ2022
日本固有のブドウ品種、甲州種の特長をシュールリー製法で引き出した辛口ワイン。
・アルガブランカ ヴィニャルイセハラ 2022
小字名の伊勢原の単一畑から収穫された甲州種のみを原料に醸造。華やぎのある香りに加え、爽やかな酸味とほんのりとした甘さも感じられる。
・アルガブランカ ピッパ 2019
甲州種をフレンチオーク樽で6ヵ月間醗酵熟成した後、瓶での熟成を2年以上。果実味と樽香のバランスが素晴らしく、複雑で優雅なテイストが魅力。

メインディッシュは、信玄鶏、車海老、鹿児島県産黒豚ロース肉、和牛背肉などの厳選された食材を、炭火でじっくり焼き上げ、大皿にダイナミックに盛りつけ、サービススタッフがお席までサーブします。

さらに、ワイナリーからスペシャルなワインのサプライズも!

アルガブランカ ヴィニャルイセハラ マグナム2014
・令和元年10月の「即位礼正殿の儀」に伴う、首相夫妻が主催した晩餐会で、世界各国の首脳、元首らに振舞われたワイン。
・勝沼醸造 番匠田葡萄園 Cabernet Sauvignon 1994
パーク ハイアット 東京 開業年のワイン。

ご参加いただいた皆様もそれぞれ、グラスを片手に有賀 雄二氏と醸造責任者である有賀 裕剛氏が語る興味深いストーリーに耳を傾け、珠玉のワインを生み出す自然のなかで唯一無二のダイニング体験を堪能されていました。

(写真 左より)今回のイベントを担当した小澤、総料理長ティボ キュメンティ、「デリカテッセン」料理長 桑澤 剛、「ジランドール」副料理長 吉野 翔です。美味しい空気と広大な景色のなか料理に没頭しました!

「クラブ オン ザ パーク」スタッフ、サービススタッフ、キッチンスタッフ一同が力を合わせ、非日常を感じられる時間をその場にいる全員で楽しめたことを心より嬉しく思います。

多大なるご協力を頂いた勝沼醸造の皆様、ありがとうございました。
次回はさらにグレードアップしたおもてなしを提供できるよう、今後も精進してまいります!