新エグゼクティブ ペストリーシェフ ジュリアン ペリネに8つの質問
昨年12月よりエグゼクティブ ペストリーシェフとして腕をふるう、フランス出身のジュリアン ペリネについて紹介します。世界の名だたるパティスリーやラグジュアリーホテルで研鑽を積み、今も日々意欲的に自身のスイーツ作り追求するジュリアンを知るため、8つの質問を聞いてみました!
Q1: 自分はどんな性格?
A: 情熱的で好奇心旺盛なタイプですね。周りの人にはできる限り親切に、そしてスイートであるよう心がけています!また、自分を取り巻く環境や文化にはとても関心があり、そこから得たインスピレーションを自分の作品として表現できるこの仕事を心から愛しています。
Q2: スイーツにあらわれている自分のパーソナリティは?
A: 凝り固まらず柔軟でありながらエレガントに、細部にこだわりつつもシンプルに、というスタイルに性格が出ているかもしれません。
Q3: ペストリーシェフの道を志したきっかけは?
A: 自分では具体的にいつからとは記憶していないのですが、両親によると11歳のときからペストリーシェフになりたいと言い始めたとか。幼少期から母の料理を手伝い、とくにデザートを任されると張り切りました。できる限り手の込んだケーキを作れるようになりたくて、かなり若い頃から頑張っていたと思います。幸運なことに実家の近くにフランスでも有数の製菓学校があり、実は幼少期から毎年そこのオープンキャンパスに通っていたのです。おかげで入学前から先生たちに覚えてもらえてラッキーでした。そんな訳でペストリーシェフになることは想像していましたが、まさか日本で働くとは思いもよりませんでしたね。
Q4: 日本での暮らしはどう?
A: 14年ほどアジア圏に住み、日本には旅行で訪れたことはありましたが、働くとなると全く意味合いが違いますし、生活の地としてまた戻って来られてとても嬉しいです。日本は本当に美しく、素晴らしい文化を有する国ですからね。ここへ来てまだほんの2ヵ月ながら、多くの学びがあり、さらにこれからどんな新しい出会いと発見があるのか、とてもワクワクしています。
Q5: 最近作ったスイーツは?
A: ひとつは「フロマージュブランとトンカ豆のダブルチーズタルト」という私自身のお気に入りの1品。それから「シトラスのダコワーズ」。日本特有の柑橘や豊潤な風味の柚子クリームをヘーゼルナッツダコワーズの上に盛りつけた、とても爽やかなケーキです。
Q6: 今春、とくにおすすめしたいデザートアイテムは?
A: 桜の時季ならではの「サクラロール」、「サクラレース」、「サクラ サントノーレ」をぜひどうぞ!
「サクラロール」はモダンスタイルのバームクーヘンで、桜茶とバニラのなめらかなクリームと、モレロチェリージャムを丁寧に薄いスポンジケーキで巻いています。チョコレートでできた桜の木も、ビジュアルとテイストの両方を楽しんでいただきたいですね。
「サクラレース」は、桜ジェリーとバニラクリームをパルメザンチーズを使って焼き上げたサブレで挟み、甘味と塩味のバランスが絶妙です。
クラシックなフランスの焼き菓子サントノーレを日本風にアレンジした「サクラ サントノーレ」には、ピスタチオのダコワーズ、ラズベリージャム、バニラシャンティーを重ね、さらにチェリークリームをしのばせたシューを綺麗に並べました。
※スイーツ3種の詳細はこちら。
(写真左から「サクラ サントノーレ)、「サクラレース」、「サクラロール」)
Q7: ここパーク ハイアット 東京でのチャレンジは?
A: 以前からパーク ハイアット 東京の、唯一無二の存在感や、高い評判は耳にしていたので、とにかくこのチームの一員になれて幸せです。ペストリーチームとともに日々最高のケーキ作りに励み、スイーツやデザートを通じてより一層魅力的なホテルとなるよう様々なことにチャレンジしていきたいですね。
Q8: 最後にひと言!
A: いつも心がけている言葉があります。
「見た目の美しさだけではなく、ケーキの美味しさは必ずゲストの心を虜にする。」
シェフ ジュリアンの人柄が少しでも伝わりましたでしょうか。彼が手がけるケーキは自身のモットーの通り、デザイン性はもちろん、何よりその味わいこそが一番の魅力です。ジュリアンがパーク ハイアット 東京で想像するクリエイションの数々をぜひ実際に召し上がってくださいね!