私の大好きな場所のひとつ、築地市場
築地市場は私が新しいメニューや季節のメニューを考える時にたどり着く場所のひとつです。訪れるたびに、人々がどれだけ食べ物が好きなのかを感じとることが出来るので、楽しくて仕方がありません。
でも、築地の魚河岸についてすでに語られていること以上に、私に何が言えるでしょうか？魚を食べない方に興味を持ってもらえるには何を言えばいいのでしょう？なぜ人々はわざわざ日の出前に起き、タクシーに飛び乗り、1時間も2時間も鮪のセリの扉が開くを待つのでしょうか？
こんな数々の質問にたった1つの答えではとうていおさまりきらないので、築地市場についての事実から始めてみることにします。
ここは世界でも最大規模の魚市場で、毎日2千トンもの水産物の流通で知られており、東京に来る観光客をひきつける名所の一つです。近年あまりにも観光客が増えてきたため、市場の機能を阻む問題も起きています。
場内はいつでも新鮮な魚介類で溢れています。忙しく走り回るスクーターや売買人たちが時には怒鳴り合いながら商売をする様子が、さらに市場を活気づけています。
こちらを訪れる人には、ぜひ場内も場外も楽しんでほしいです。場外には数ブロック内に小さな小売店や飲食店が所狭しと並んでいて、魚だけでなく色とりどりの野菜や果物の匂いにあふれており、新しいものにトライすることを恐れない食いしん坊にとっては天国のようでしょう。狭い通路に点在する金物や刃物店の店員さんたちともとおしゃべり楽しんでみてください。
そして、最後に。築地に行ったら市場の周りにたくさんある飲食店で朝食でも昼食を食べてください。絶対満足するでしょう！とシェフの私が自信を持ってお勧めします。
築地市場への行き方:
都営大江戸線築地市場駅からすぐ。または営団地下鉄日比谷線の築地駅から徒歩5分。JR線では新橋駅が一番近く徒歩15歩分ほどです。
開場時間:
場外: 店によって差がありますが概ね午前5:00 から 午後2時まで
卸売エリア: ビジターには午前9時以降公開
鮪のセリ: ビジターには午前5:20から午前6:15の間に公開。 (120名まで)
休み: 日曜祝日, 水曜（月によって日が変わります）
